伊香保温泉で親子で楽しむ1泊2日モデルコース|365段の石段と、湯けむりの思い出作り

伊香保のIKAHOサインオブジェと石段街の紅葉

群馬・伊香保温泉。万葉の時代から人々を癒してきた古湯と、365段の石段街、湯けむりに包まれた小さな旅館街。
そのすべてが、子どもにとっては「ちょっと特別な場所」になる。
家族で訪れたい1泊2日の旅を、今回は伊香保温泉旅行の王道とも言えるプランを編集部からの小さなコメントを添えながら、丁寧にご紹介します。

伊香保温泉ってどんなところ?

群馬県の渋川市、榛名山の中腹に湯けむりを上げる温泉地。
万葉集にも詠まれた、日本でも有数の歴史を持つ古湯です。

伊香保温泉の特徴は、二つの異なる源泉。
鉄分を多く含む褐色の「黄金の湯(こがねのゆ)」と、無色透明の「白銀の湯(しろがねのゆ)」。
旅館や日帰り温泉によって楽しめる湯が異なるので、宿選びの楽しみもひとつ加わります。

伊香保温泉「黄金の湯」の褐色のお湯
編集部

伊香保はノスタルジックな温泉地。草津と同じように「湯」と「街」が一体になっているのが特徴ですよね。

1日目 ─ 午後到着、石段街さんぽ

石段街上から見下ろす伊香保温泉街と山並み

13時ごろ、伊香保に到着。
ホテルや旅館にチェックインする前に、まずは石段街へ向かいます。

街のシンボルは、365段の石段街。
両側にずらりと土産物屋・射的場・温泉まんじゅう屋が並び、子どもにとっては小さな冒険、大人にとっては時間を忘れる懐かしい風景です。

4〜5歳の子どもでも、頑張れば自分の足で上りきれる、優しい階段です。
途中には射的場や温泉まんじゅう屋、足湯も。
「ちょっと寄ろうか」を繰り返しながら進めば、いつのまにか頂上の伊香保神社まで辿り着きます。

編集部

石段街で寄り道しながらゆっくり歩くだけでも良い思い出になります。
射的もあって子供も楽しめるし、甘味を食べ歩きしても楽しいし。

伊香保神社で参拝した後は、もうひとつの楽しみ、伊香保ロープウェイへ。
不如帰(ほととぎす)駅から見晴(みはらし)駅まで、約4分のミニ空中散歩です。
晴れた日は、上州の山並みと渋川付近が眼下に広がります。

編集部

ロープウェイは子供は好きですよね。怖がってしまう時もあるけれど。
天気が良いと見晴らしも良いので絶対気持ちはず♫

夕方、宿に行ったら、まずは温泉に入りたくなりますよね。
温泉で歩き疲れたからだを休めましょう。
お風呂上がりのビールやジュースは一段と美味しいはず♫

夜、家族でくつろぐ時間

夜の伊香保石段街、街灯と温泉旅館の灯り

旅館の夕食は、家族にとっての小さな祝祭。
最近はバイキングも増えたけど、子供だけでなく親も楽しいですよね。
食事のあとには浴衣姿でもう一度、夜の石段街を歩くのもおすすめです。映えスポットなので。

夜の石段街は、昼間とはまったく違う表情

温泉旅館の灯りがぽつぽつと灯り、湯けむりが街全体を包む光景は、家族にとって忘れがたい記憶になります。浴衣で歩く家族連れも多く、写真を撮るには絶好の時間帯です。

編集部

夕食後の浴衣で歩く夜の石段街は、時期によっては少し肌寒い時もあるけれど、また違った思い出の1つになります。

2日目 ─ 朝風呂、グリーン牧場、おもちゃ博物館

朝、もう一度温泉につかって、朝食を済ませてチェックアウト。
2日目の主役は、伊香保周辺の家族向けスポットめぐりです。

① 伊香保グリーン牧場

伊香保グリーン牧場の牧羊犬と羊の群れ

石段街から車で10分ほどの場所にある、広々とした人気の観光牧場。
羊・牛・ヤギ・ウサギなど、子どもがふれあえる動物がたくさん。
牧場ならではの牧羊犬と羊のショーも人気です。
お弁当を持って芝生でランチ、というのもいいですね。

ソフトクリームも最高に美味しいですよ♫

編集部

動物にふれた時の子どもの表情は、それだけで思い出の1枚に。最初は怖がっていた子も、ヤギや羊と一緒に過ごす1時間で、ぐっと自信のある顔に変わっていくのが、毎回の発見です。

② 伊香保おもちゃと人形 自動車博物館

昭和のおもちゃ、人形、自動車、そしてレトロな駄菓子屋まで。
大人にとっては懐かしさ、子どもにとっては「これ、なに?」の連続です。
館内には体験スポットや写真スポットも多く、雨の日や暑い夏でも、ゆっくり過ごせます。

編集部

雨や暑さ・寒さが気になる日のプランBとしても、室内施設は心強い味方。「グリーン牧場とおもちゃ博物館の両方を1日で」と詰めこむより、お子さんが小さい場合は、どちらかひとつに絞るのも手です。

(余裕があれば)河鹿橋(かじかばし)

伊香保温泉の河鹿橋(朱色の太鼓橋)と新緑

石段街から車で5分くらいの場所にありますが、近隣の駐車場からは10〜15分で着きます。
紅葉シーズン(例年10〜11月)には、夜のライトアップで赤く染まる名所。
それ以外の季節も、苔むした橋と渓流の音は、家族写真のいい背景になります。

そして、ランチ。伊香保旅の締めくくりは「水沢うどん」

伊香保周辺の元祖水沢うどん店構え

日本三大うどんのひとつとして知られる、伊香保周辺の名物。
コシのある太めの麺を、ごまだれやしょうゆだれで。
うどん街道沿いに専門店が並んでいるので、家族でお店選びをするのも楽しい時間です。

編集部

水沢うどんは、お店によって麺の太さやつゆの味わいが違います。「うちはこのお店が好き」という家族の定番ができると、伊香保はまた訪れたくなる場所になります。
ただランチ時間にはかなり混雑するので、少し早めに行く方が良いかもしれません。

旅のしおり ─ 1泊2日モデルコース

1日目 13:00

伊香保到着、石段街さんぽ開始

渋川伊香保ICを降りて、旅館の駐車場や石段街の麓にある駐車場に車をとめて、荷物は宿に預けて、軽い装備で石段街へ向かいます。

1日目 14:30

伊香保神社で参拝、ロープウェイで見晴台へ

365段を上りきって参拝。その後、伊香保ロープウェイで山頂の見晴台へ。

1日目 16:30

宿にチェックイン、家族で温泉へ

歩き疲れた足を、黄金の湯か白銀の湯で癒します。

1日目 18:30

夕食、夜の石段街さんぽ

旅館の夕食を堪能した後、浴衣で夜の石段街へ。

2日目 09:00

朝風呂のあと出発、伊香保グリーン牧場へ

動物とのふれあい、シープショー、芝生でランチ。

2日目 11:30

伊香保おもちゃと人形 自動車博物館

昭和レトロの世界で、親子の発見タイム。

2日目 12:30

ランチは水沢うどん

うどん街道沿いの専門店で、コシのある名物を。

2日目 14:00

旅の終わり

駒寄スマートICもしくは前橋ICまで行き、帰路へ。

親子で行く前にチェックしたいこと

何歳ぐらいから楽しめる?

石段街を自分で歩けるようになる4〜5歳ごろから、より楽しめます。乳児・幼児を連れて行く場合は、抱っこ紐の準備がおすすめです。

ベビーカーは使える?

石段街そのものは石段なので、ベビーカーは不向きです。麓に置いておくか、抱っこ紐への切り替えがおすすめ。ロープウェイの見晴台やグリーン牧場・うどん街道など、ベビーカーで動けるエリアもあるので、目的地ごとに使い分けを。

雨の日でも楽しめる?

伊香保おもちゃと人形 自動車博物館などの室内施設、旅館で過ごす温泉と食事中心の旅にすれば、雨の日でも家族の時間は十分楽しめます。

アクセスは?

車:関越自動車道・渋川伊香保ICから約20分。電車:JR上越線・渋川駅からバスで約25分。最新情報は伊香保温泉観光協会の公式サイト等でご確認ください。

ピーク時期は伊香保周りの道路は非常に混むので時間に余裕を持って計画を立てるのがおすすめです。

湯けむりの記憶を、家族の彩りに

365段の石段、湯けむりの匂い、夜の温泉街の灯り。
伊香保温泉での1泊2日は、「家族の記憶」になりやすい旅です。

子どもが大きくなって「あのとき、石段を上ったね」と笑い合える日が来るとしたら。
それだけでも、この旅にはきっと意味があります。

編集部

「あの石段、覚えてる?」が、何年後かに親子の合言葉になる。それぐらいの小さな記憶を、家族でひとつずつ重ねていけたら。キッズのミカタは、そんな旅をこれからも丁寧に紹介していきます。

子どもとの暮らしに、もっと彩りを。

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