箱根は東京から90分、温泉・自然・観光・グルメが揃って、ご家族や三世代旅行の定番です。
バリアフリー対応・コネクティングルーム・部屋食・赤ちゃん歓迎の宿が豊富で、祖父母の足腰への配慮と子連れの安心を同時に叶えられます。本記事ではおすすめの宿15選と思い出に残るモデルコースをまとめます。
📑 この記事の目次 ▼
箱根が三世代旅行に選ばれる5つの理由
三世代旅行は、おじいちゃんおばあちゃんも子供もみんなが楽しめるようにしたいですよね。
箱根は、三世代みんなで楽しめる施設や観光が豊富なエリアです。

首都圏から90分、西日本からもアクセスしやすい立地
箱根の最大の魅力は、なんといってもアクセスの良さです。
東京駅から東海道新幹線こだまで小田原まで約35分、新宿からは小田急ロマンスカーで箱根湯本まで約85分、車でも東名高速を使えば約90分で到着します。乗り換えが少なく、長距離移動が負担になる祖父母や、ぐずりやすい小さな子どもにも優しい距離感です。
さらに、西日本方面からのアクセスも良好です。
名古屋駅から小田原駅まで新幹線で約1時間40分、新大阪駅からも約2時間30分で到着できる。
東名高速の御殿場からも30分ほどで芦ノ湖までは到着する利便性があります。地方在住の祖父母を東京で合流させて一緒に向かうケースだけでなく、関西の祖父母が小田原で合流するパターンも組みやすく、三世代の集合点としても優秀です。
温泉・自然・観光・美術館など多彩な施設やアクティビティが揃う
箱根エリアには大きく分けて17もの温泉郷があり、それぞれ泉質や雰囲気が異なります。
さらに芦ノ湖の遊覧船、大涌谷のロープウェイ、箱根登山鉄道といった「乗り物巡り」だけで子どもが半日楽しめるほどのエクティビティが揃っており、彫刻の森美術館やガラスの森美術館などアートに触れられる施設も点在しています。
もちろん、これらすべてが徒歩圏に集約されているわけではありません。湯本・強羅・仙石原・芦ノ湖といったエリア間は登山電車やバス、車で移動する必要があります。ただし、世代ごとに楽しめる選択肢の総量が圧倒的に多いため、誰か一人だけが我慢する旅にはなりにくいのが箱根の大きな利点です。
バリアフリー・赤ちゃん対応の宿が多い
箱根は古くから「療養温泉」として高齢者の利用が多いエリアで、宿のバリアフリー対応が他の温泉地よりも一歩進んでいます。段差の少ない館内、エレベーター完備、車椅子貸し出し、シャワーチェアの用意など、足腰に不安のある祖父母世代でも安心して滞在できる宿が豊富です。同時に、ベビーベッドやベビーバス、子ども用浴衣、離乳食対応など、赤ちゃん連れに優しい宿も多く存在します。
露天風呂付き客室・コネクティングルームの選択肢が豊富
三世代旅行で意外と悩むのが「同じ部屋か、別々の部屋か」。
小さな子どもが夜泣きすると祖父母の睡眠を妨げ、逆に祖父母が早寝早起きだと子ども家族が気を遣います。箱根には、客室同士を内側のドアでつなげられる「コネクティングルーム」を備えた宿や、二間続きの広い和室を用意する宿が多く、距離感を保ちつつ家族の一体感も保てます。
また、大浴場までの移動が大変な祖父母のために、客室に露天風呂が付いた宿も豊富で、入浴のタイミングを家族ごとに調整できるのも嬉しいポイントです。
還暦・古希・喜寿の祝い膳プランが充実
箱根の旅館・ホテルの多くは、長寿祝いの三世代旅行を歓迎しており、祝い膳・記念撮影・ちゃんちゃんこの貸し出し・お祝いケーキの手配など、特別なプランを用意しています。「祖父母の節目を孫と一緒に祝う」という日本的な家族イベントの舞台として、箱根は王道中の王道です。
三世代旅行で失敗しない宿選び|7つのチェックポイント
「箱根の宿はどれも素敵で迷ってしまう」という声をよく聞きます。ただ、三世代旅行は通常の家族旅行とは違い、世代ごとのニーズの幅が広いため、宿選びの優先順位を最初に決めておかないと、当日に「これじゃなかった」となりがちです。次の7つを順番にチェックすると、失敗確率がぐっと下がります。
① 客室タイプを決める(コネクティング・二間続き・露天風呂付き)
まず最初に決めるべきは、家族の距離感に合った客室タイプです。コネクティングルームは「個室の独立性」と「ドア一枚でつながる安心感」を両立できるため、夜泣き世代の赤ちゃんがいる三世代に最適。広い和室の二間続きは、布団を並べて寝かせたい祖父母世代に喜ばれます。露天風呂付き客室は、人目を気にせず入浴できるため、足腰が弱い祖父母や赤ちゃんと一緒の入浴に重宝します。
② 食事スタイルを確認する(部屋食・個室会食・ビュッフェ)
子どもが小さい場合や祖父母が大人数を苦手とする場合は、部屋食または個室会食ができる宿を選ぶと安心です。一方で、好き嫌いが世代でバラバラな三世代では、ビュッフェ形式が「全員が好きなものを選べる」という意味で実は満足度が高い選択肢になります。事前に祖父母・子どもそれぞれの希望を聞いておきましょう。
③ 駅からのアクセス・送迎の有無
箱根は山間部のため、宿の立地によっては駅から急勾配の坂を歩くケースもあります。祖父母が高齢の場合は、駅徒歩5分以内、または無料送迎バスがある宿を優先的に選ぶことを強くおすすめします。荷物が多い三世代旅行では、この差が体力負担に直結します。
④ バリアフリー対応のレベル
段差の有無、エレベーターの有無、車椅子の貸し出し、トイレの手すり、浴室の滑り止めなど、バリアフリーの度合いは宿によって大きく異なります。古い旅館は風情がある反面、階段や段差が多いことも。祖父母の足腰に不安がある場合は、必ず宿に直接電話で確認するのが鉄則です。
⑤ ベビー・子連れ設備の充実度
赤ちゃん連れの場合、ベビーベッド・ベビーバス・おむつ用ゴミ箱・離乳食対応・子ども用浴衣・子ども用アメニティ・添い寝無料の年齢など、確認したい項目は多岐にわたります。「ウェルカムベビー認定」の宿や「子連れ歓迎」と公式に打ち出している宿は、これらの設備が一通り揃っています。
⑥ 大浴場・貸切風呂・客室露天の有無
大浴場でみんなで温まるのも温泉旅行の醍醐味ですが、赤ちゃん連れや祖父母との入浴を考えると、貸切風呂や客室露天があると圧倒的に楽です。特に貸切風呂は、家族だけの時間を確保できるため、三世代旅行の思い出づくりに最適。予約制の宿が多いので、チェックイン時に希望時間を伝えましょう。
⑦ 予算感を世代でそろえる
箱根の宿は1人1泊1.5万円台のリーズナブルなホテルから、5万円超の高級旅館まで幅広く揃います。三世代旅行では「祖父母が記念に出してくれる」「親世代が祖父母を招待する」など費用負担が変則になることが多いため、予算は事前に世代間で合意しておきましょう。1人1泊2万〜3万円台が、設備・食事・サービスのバランスが良い中心レンジです。
【エリア別】箱根 三世代旅行におすすめの宿15選
ここからは、箱根の主要エリアごとに三世代旅行におすすめの宿を厳選してご紹介します。各宿の特徴・客室タイプ・食事・お風呂・アクセス・料金レンジを一覧化しているので、家族の希望に合う宿が見つけやすいはずです。
箱根湯本エリア(アクセス重視・はじめての三世代向け)
箱根湯本は、箱根の玄関口。新宿からロマンスカーで一本、駅周辺に宿が集中しており、移動距離が短いためはじめての三世代旅行や祖父母の体力に不安がある場合に最適なエリアです。土産屋や食事処も駅周辺に揃い、滞在の自由度が高いのも魅力。
小涌谷エリア(ファミリー総合力No.1)
箱根湯本から登山電車で約20分。ユネッサンや彫刻の森美術館などのファミリー向けスポットが集中するエリアで、孫世代が一日中楽しめるアクティビティが揃います。三世代の中で「子どもが一番喜ぶ宿選び」を優先したい場合に最適です。
強羅エリア(贅沢・記念日に)
強羅は箱根の中でも高級宿が集中するエリア。客室露天風呂を備えた宿が多く、還暦祝いや記念日など特別な三世代旅行にふさわしい雰囲気があります。強羅駅から徒歩圏の宿も多く、移動の負担も小さめです。
仙石原エリア(自然・絶景)
箱根の高原リゾート的なエリアで、富士山ビューやススキ草原の絶景が魅力。湯本や強羅よりも静かで落ち着いた雰囲気があり、三世代でゆっくり過ごしたい家族に向いています。ガラスの森美術館やラリック美術館などアート系スポットも近く、文化体験を組み込みたい三世代に最適。
芦ノ湖エリア(眺望・特別感)
芦ノ湖は富士山と湖の絶景が広がる、箱根の最深部エリア。観光バスのコースにも組み込まれる箱根の代表的な景勝地で、特別感を演出したい三世代の記念日にぴったり。海賊船や遊覧船での湖上散歩も孫世代に大人気です。
湯本塔之沢エリア(記念日に格上げ)
箱根湯本のすぐ奥、早川沿いの静かな塔之沢エリアは大正・昭和の風情を残した上質な旅館が集まる隠れた名所。長寿祝いや記念日など、ワンランク上の三世代旅行に向いています。
用途別|あなたの家族にぴったりの宿は?
15宿を紹介しましたが、「結局どれが我が家に合うの?」と迷う方も多いはず。ここでは、用途別に最適な宿を3〜4軒ずつ絞り込みました。
コネクティングルーム重視ならこの宿
箱根ホテル小涌園(ユネッサン直結)
ホテルおかだ(駅近・湯めぐり)
湯本富士屋ホテル(駅徒歩3分)
ザ・プリンス箱根芦ノ湖(コテージ可)
夜泣き世代の赤ちゃんがいる三世代や、就寝時間が世代でずれる場合は、ドアでつながる「コネクティングルーム」が最強です。上記4宿は、いずれも公式に対応プランを設定しています。
還暦・古希・喜寿の祝い膳プランがある宿
鶴井の宿 紫雲荘(記念日特化の名宿)
箱根小涌園 天悠(全室客室露天)
ホテル南風荘(個室会食・貸切露天)
箱根湯本 河鹿荘(バリアフリー+会席)
長寿祝いの三世代旅行には、ちゃんちゃんこの貸し出し、祝い膳、記念撮影サービスがある宿を選ぶと特別感が増します。事前予約で「○○のお祝いです」と伝えるとサプライズ演出に協力してくれる宿が多いです。
赤ちゃん連れ三世代におすすめの宿
鶴井の宿 紫雲荘(赤ちゃんから入れる貸切風呂)
ホテル南風荘(個室会食・離乳食対応)
箱根・芦ノ湖 はなをり(キッズスペース)
水の音(離れタイプ・無料貸切風呂)
赤ちゃんと祖父母を一緒に温泉に連れていく場合、貸切風呂・離乳食・添い寝対応・ベビー用品貸出は必須項目。上記4宿はいずれも赤ちゃん歓迎を公式に打ち出しており、安心して相談できます。
車椅子・足腰に不安がある祖父母向けの宿
箱根湯本 河鹿荘(同階導線・シモンズベッド)
湯本富士屋ホテル(駅徒歩3分)
季の湯 雪月花(強羅駅徒歩1分・客室露天)
箱根ホテル小涌園(2022リニューアル・段差最小)
祖父母の介護度や車椅子の有無によって最適解は変わるため、必ず事前に宿に直接電話して状況を伝えるのが鉄則。「父が車椅子です」「祖母が足腰弱いです」と具体的に伝えると、エレベーターに近い客室の手配など柔軟に対応してくれます。
みんなの思い出に残る箱根観光モデルコース
箱根は「乗り物巡り」だけで一日楽しめる珍しい観光地です。三世代の体力や子どもの年齢に合わせ、無理せず濃密な思い出を作るモデルコースを4パターン用意しました。
王道1泊2日プラン|箱根の「美味しいとこ取り」
Day 1(土曜)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 10:00 | 新宿発 → ロマンスカー → 11:25 箱根湯本着 |
| 11:30 | 箱根湯本駅前で昼食(湯葉丼や寄木細工巡り) |
| 13:30 | 登山電車で彫刻の森美術館へ(孫世代が喜ぶアートな野外公園) |
| 16:00 | 宿チェックイン・温泉でゆっくり |
| 18:30 | 夕食(祝い膳プランがあれば事前予約) |
Day 2(日曜)
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| — | 朝食後、宿チェックアウト |
| 10:00 | 大涌谷ロープウェイで黒たまご体験 |
| 12:00 | 芦ノ湖で海賊船遊覧+湖畔ランチ |
| 14:30 | 箱根湯本駅へ戻り、お土産を購入 |
| 16:00 | ロマンスカーで帰路 |
初めての三世代箱根旅行の王道。移動距離が一定で、世代全員が無理なく楽しめる構成です。
祖父母にゆとり2泊3日プラン|美術館とゆっくり温泉
祖父母の体力に不安がある場合や、孫が低年齢の場合は、2泊3日でゆとりを持つのが正解です。
- Day 1:箱根湯本到着→チェックイン→宿でゆっくり温泉
- Day 2:午前 彫刻の森美術館 → 午後 大涌谷 → 夕方 宿に戻り温泉
- Day 3:午前 箱根ガラスの森美術館 → 午後 帰路
移動を1日1〜2スポットに抑えることで、祖父母の疲労を最小化。宿でのんびり過ごす時間を確保できるため、「温泉旅行に来た」という満足感が世代を超えて得られます。
0〜2歳ベビー連れ短縮コース|無理せず宿中心
赤ちゃんの生活リズムを優先するなら、移動と観光は最小限、宿で過ごす時間を最大化するのが鉄則です。
- Day 1:箱根湯本駅着→宿直行→温泉と部屋で過ごす(離乳食対応の宿を選択)
- Day 2:午前のみ箱根湯本駅周辺を散策→早めに帰路
赤ちゃんの体調管理が最優先。祖父母にとっても「孫とゆっくり過ごせる時間」が一番の思い出になります。観光を頑張りすぎないのが、三世代の絆を深めるコツです。
雨の日プラン|美術館&室内施設めぐり
箱根は山間部のため雨が多いエリア。当日雨でもがっかりしないよう、室内中心の代替プランを用意しておくのが賢明です。
- 彫刻の森美術館(一部屋内)
- 箱根ガラスの森美術館(屋内展示中心)
- ポーラ美術館(全屋内・バリアフリー完備)
- 箱根小涌園ユネッサン(屋内温泉プール)
- 箱根湯本駅周辺の土産屋・カフェ巡り
特にポーラ美術館はバリアフリーが完璧で、雨の日の祖父母連れに最適です。
三世代で行きたい箱根の観光スポット
モデルコースで触れたスポットを、それぞれもう少し詳しく解説します。各スポットの「祖父母向き/子ども向き」のバランスも合わせて確認してください。
大涌谷|ロープウェイで楽々アクセス
箱根のシンボル的存在で、約3,000年前の噴火の名残を残す火山地帯。箱根ロープウェイで楽にアクセスできるため、祖父母も負担なく訪問可能です。名物の「黒たまご」を食べると7年寿命が延びると言われ、長寿祝いの三世代旅行にはぴったりのスポット。火山ガスの影響で立ち入り禁止区域がある日もあるので、事前に公式サイトで確認しましょう。
芦ノ湖海賊船・遊覧船|世代を超えて楽しめる湖上散歩
芦ノ湖を約30〜40分で巡る海賊船は、孫世代に大人気。バリアフリー対応の船もあり、車椅子のまま乗船できます。湖上から見る富士山は格別で、三世代の記念撮影スポットとしても最高。荒天時は欠航することがあるので、当日朝の運航情報を確認しましょう。
箱根登山鉄道・ケーブルカー|乗り物巡りの王道
箱根湯本から強羅まで約40分、急勾配を3回スイッチバックする日本でも珍しい鉄道。箱根フリーパスを利用すれば、登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船・路線バスがすべて乗り放題になり、三世代旅行のコスパが格段に向上します。子どもにとっては「乗り物体験」、祖父母にとっては「のんびり車窓観光」が同時に成立する珍しい交通手段です。
箱根彫刻の森美術館|ベビーカーOKの野外アートパーク
1969年開館の日本初の野外美術館で、約7万㎡の広大な敷地に120点以上の彫刻が並びます。ベビーカーで巡れる平坦な散策路が中心で、孫世代は「ネットの森」というアスレチック作品で大はしゃぎ。祖父母世代もピカソ館やシャワー足湯で休憩しながらゆっくり楽しめる、三世代向きの代表スポットです。
箱根ガラスの森美術館|きらめきの世界に三世代で感動
仙石原にあるヴェネチアン・グラスをテーマにした美術館。庭園の「光の回廊」は写真映え抜群で、三世代の集合写真に最適。屋内展示が中心なので雨の日でも安心、ガラス細工体験など子ども向けプログラムも充実しています。
小田原城|番外編:箱根エリア外・帰路ルートを要確認
戦国時代の北条氏の本拠地で、関東屈指の歴史スポット。注意点として、小田原城は箱根エリアから一度小田原駅まで下る必要があるため、立ち寄るなら帰路に組み込むのが現実的です。
ただし、御殿場・東名高速方面から帰る場合は逆方向になり、大幅な遠回りになります。御殿場ルートで戻る家族は、無理に小田原城を組み込むのではなく、御殿場プレミアム・アウトレットでのショッピングや、御殿場高原ビールでの食事に切り替えるのがおすすめです。
一方、東京・新宿方面に小田急やロマンスカーで戻る場合は、小田原駅から徒歩約10分で天守閣まで上れる便利な立地。歴史好きの祖父母世代と、戦国時代に興味を持つ孫世代の両方を満足させられる、絶妙な「帰り道スポット」です。
箱根神社|三世代で巡るパワースポット
芦ノ湖畔に佇む箱根神社は、1200年以上の歴史を持つ関東屈指のパワースポット。湖上に建つ「平和の鳥居」は三世代の記念撮影スポットとして大人気です。本殿までの石段はやや急なので、足腰が不安な場合は鳥居前まででも十分。家族の健康や繁栄を祈願し、御朱印を集めれば三世代の旅の記念にもなります。
三世代旅行を成功させる準備|予約・移動・予算
宿選びと観光プランが固まったら、あとは予約・移動・予算の段取りです。三世代旅行は通常旅行よりも準備期間が必要なので、計画的に進めましょう。
いつ予約する?|3〜6ヶ月前推奨の理由
箱根の人気宿、特にコネクティングルームや露天風呂付き客室は3〜6ヶ月前に埋まることが珍しくありません。三世代で部屋数が多くなるほど、希望条件の確保は難しくなります。長寿祝いや誕生日などイベントが絡む場合は、半年前の予約が安心です。
アクセス手段の選び方(電車/車/観光バス)
電車(ロマンスカー・新幹線):祖父母の運転負担なし。荷物が多い場合は宅配便併用がおすすめ。
車:荷物・ベビー用品が運びやすい。ただし箱根の道は急勾配・カーブが多く、運転に慣れていないと祖父母世代が疲弊しがち。
観光バス(はとバスなど):移動・観光・食事込みのパッケージで予算が読みやすい。ただし自由度は低いため、宿でゆっくりしたい三世代には不向き。
予算の目安|1人1泊2〜4万円が中心レンジ
三世代6名で1泊2食の場合、概算で次のレンジが目安です。
| グレード | 1人1泊2食 | 6名合計 |
|---|---|---|
| カジュアル(一の湯系・水の音など) | 14,000〜20,000円 | 約9〜12万円 |
| スタンダード(おかだ・湯本富士屋など) | 20,000〜28,000円 | 約12〜17万円 |
| 記念日プレミアム(紫雲荘・天悠など) | 30,000〜50,000円 | 約18〜30万円 |
これに交通費(1人往復5,000〜10,000円)と観光費用(フリーパス1人約6,100円・食事代・お土産代)を加算するとイメージしやすいです。
持ち物リスト|ベビー・祖父母向け
ベビー向け:母子手帳・健康保険証・常備薬・離乳食(宿で対応していない場合)・着替え多め・おむつ・ベビーバスマット・ぐずり対策のおもちゃ
祖父母向け:常備薬・お薬手帳・健康保険証・歩きやすい靴・防寒着(箱根の朝晩は冷える)・読書用の本・予備の老眼鏡
お得な切符・ふるさと納税宿泊券
箱根フリーパスは、登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船・路線バスが乗り放題で1人約6,100円。三世代の交通費が大幅に節約できます。さらに、箱根町は「ふるさと納税の宿泊補助券(箱ぴたサポート)」を発行しており、寄付額に応じて宿泊代に充当できます。長寿祝いなど大きな出費を見込む場合は、事前にふるさと納税を活用するのも賢い方法です。
季節別|箱根 三世代旅行の楽しみ方
箱根は四季の表情がはっきりしたエリアで、訪れる季節によって体験が大きく変わります。三世代旅行に最適なシーズンを世代の体力や好みに合わせて選びましょう。
春の箱根(3〜5月)|桜・新緑・気候も穏やかで三世代向きの最盛期
気候が穏やかで、祖父母の体力負担が少ない三世代旅行のベストシーズン。4月上旬は箱根湯本〜強羅の桜が見頃、5月の新緑は息をのむ美しさです。GWは混雑するので、可能ならGW明けの平日が狙い目。
夏の箱根(6〜8月)|避暑・あじさい電車・芦ノ湖の風
標高が高いため真夏でも涼しく、東京から1〜2時間で避暑が叶うのが箱根の魅力。6月は箱根登山鉄道の「あじさい電車」が見頃で、孫世代も大喜びです。お盆休みは混雑するので、宿は早めに予約を。
秋の箱根(9〜11月)|紅葉と温泉のゴールデンシーズン
11月中旬から下旬の紅葉は箱根観光のハイライト。仙石原のススキ草原と紅葉のコラボは一生忘れられない景色です。秋は朝晩冷え込むため、温泉の心地よさも倍増。長寿祝いの三世代旅行に最も人気のシーズンです。
冬の箱根(12〜2月)|雪見露天・空いた観光地でゆったり三世代
観光客が比較的少なく、のんびり過ごしたい三世代に意外とおすすめのシーズン。雪見露天が叶うこともあり、温泉の恩恵を最大限に感じられます。寒さが祖父母世代に厳しいため、移動は最小限にし、宿でゆっくり過ごすプランが◎。
還暦祝い・記念日で行く箱根三世代旅行
箱根は長寿祝いの三世代旅行先として、毎年多くの家族に選ばれている定番エリア。記念日を特別にする工夫を紹介します。
還暦・古希・喜寿・米寿の宿選び
祝い膳プラン・ちゃんちゃんこ無料貸し出し・記念撮影サービスがある宿を選ぶと、家族の特別な思い出になります。本記事の15選では「鶴井の宿 紫雲荘」「箱根小涌園 天悠」「ホテル南風荘」「箱根湯本 河鹿荘」がこれらに対応しています。
祝い膳プラン・記念撮影サービス
長寿祝い専用の祝い膳は、鯛の姿焼き・赤飯・お祝いケーキが付くのが定番。宿によっては専属カメラマンの記念撮影サービスを提供しています。予約時に「○○のお祝いです」と明示することで、宿側からサプライズ提案を受けられることも多いので、遠慮せず伝えましょう。
ちゃんちゃんこ無料貸出のある宿
還暦は赤、古希・喜寿は紫、米寿は黄色のちゃんちゃんこを着用するのが伝統。箱根の旅館はこれらの長寿祝い用ちゃんちゃんこを無料で貸し出す宿が多く、写真スタジオ要らずで本格的なお祝い写真が撮れます。
よくある質問(FAQ)
まとめ|三世代の箱根旅行は「宿選び8割・観光2割」で決まる
箱根三世代旅行を成功させる最大のポイントは、宿選びにエネルギーの8割を注ぐこと。観光はあとから天気や体調に合わせて柔軟に組み立てられますが、宿は当日変えられません。客室タイプ・食事スタイル・バリアフリー・ベビー対応・アクセスの5要素を家族の優先順位で並べ替え、本記事の15選から最適な宿を選んでください。
そして、観光は欲張らずに「祖父母にゆとり、孫に体験」を意識した1〜2スポット/日に絞るのが鉄則。三世代旅行は「行程の濃さ」ではなく「家族の笑顔の総量」で価値が決まります。箱根の温泉と自然と乗り物巡りが、世代を超えた家族の絆を必ず深めてくれるはずです。
大切な祖父母との時間も、孫の成長も、二度とは戻りません。箱根で、家族みんなの心に残る一泊を。



























